プログラマーに求められる資質の1つが、注意力です。プログラマーがコードを書くことで、プログラムが動作するようになります。しかし、プログラミング言語の記述にはルールがあり、それに沿っていなければエラーが起きてプログラムが正しく機能しません。例えば、半角でなければならない部分を全角で書いているだけでも、プログラムが正常に動作しないケースがあるのです。このような小さなミスに気付ける注意力が、プログラマーには必要となります。プログラミングを行う際には、論理的な思考能力も欠かせません。どのようなロジックでプログラムが作動しているか、そこから変化を加えるにはどのような文法が必要かといった部分を考えられる人が、プログラマーに向いています。
プログラムには変数の制御や四則演算も必要なので、数学の基礎知識も持っておいた方が良いでしょう。また、プログラマーは1人で製品を作るわけではないため、他チームメンバーと協力することも必要です。それを考えれば、協調性もプログラマーに必須のスキルと言えるでしょう。そのほかにも、長時間労働を乗り越えられるような体力や集中力、忍耐力もプログラマーに必要な要素です。プログラマーは、批判的な視点で物事を考えることも求められるでしょう。プログラムが正常に動作していても、もっと簡易的なコードが書けたのではないかといった批判的な思考力を持っておくことで、応用しやすいコードを見つけられる可能性があります。